数値は正常。でも不調? ――ウェアラブルでは拾えない「気」のズレに気づいた話
こんにちは。ヘルモニ投稿者の涼馬です。
普段はITエンジニアとして、ウェアラブルデバイスやヘルスケアアプリ、AI解析などに関わる仕事をしています。
心拍数、HRV(心拍変動)、睡眠スコア、体温変動…。
正直、体調管理は「数値を見ればだいたい分かる」と思っていました。
でも最近、その考えが少し揺らいでいます。

データ上は健康。でも、なんだか調子が悪い
ある時期から、こんな状態が続いていました。
- 朝の目覚めが重い
- 集中力が続かない
- 夕方になると一気に疲れる
- 手足が冷える感覚がある
ところが、ウェアラブルのデータを見ると――
- 睡眠スコア:良好
- HRV:平均以上
- 安静時心拍:問題なし
「おかしいな。数値的には元気なはずなのに」
この“感覚とデータのズレ”が、ずっと引っかかっていました。
中医学で言われた「気が足りていない状態」
そんなとき、知人の紹介で中医学の先生の話を聞く機会がありました。
舌の状態や話し方、冷えの感じ方などをもとに、先生が言った一言が印象的でした。
「データには出にくいですが、今は“気”が足りていない状態ですね」
正直、最初はピンときませんでした。
でも説明を聞くうちに、妙に納得したんです。
中医学では、
・元気が出ない
・疲れやすい
・回復が遅い
こうした状態を「気虚(ききょ)」と捉えるそうです。
これって、数値化しづらいけれど、確かに“体感としては一番つらい部分”なんですよね。
美容やフィットネスにも影響する「気」の不足
面白いと思ったのは、気の不足が美容や運動パフォーマンスにも関係する点です。
- 肌のツヤが出にくい
- むくみやすい
- トレーニングしても回復が遅い
- 頑張れない自分にストレスを感じる
これらは「年齢のせい」「気のせい」で片付けがちですが、
中医学ではちゃんと理由があると考えます。
データ管理 × 中医学
この組み合わせ、実はかなり相性がいいのでは?と感じました。
舌診アプリ・脈診デバイスが注目される理由
最近では、スマホで舌の写真を撮って体調傾向を分析する舌診アプリや、
脈のリズムを解析するデバイスの研究も進んでいます。
これらは、西洋医学的な数値と、
中医学の「気・血・水」の考え方をつなぐ試みとも言えます。
個人的には、
- 数値=客観データ
- 中医学=主観データの言語化
この両輪がそろうことで、
「なんとなく不調」を放置しないセルフケアが可能になると思っています。
数値を信じすぎない、という選択
ITエンジニアの自分が言うのも変ですが、
最近は「データがすべてじゃない」と素直に思えるようになりました。
ウェアラブルはとても優秀。
でも、“今の自分をどう感じているか”は、まだ数値化しきれません。
中医学は、その曖昧な部分に名前を与えてくれる学問だと感じています。
「原因が分からない不調がある」
「数値は正常なのに調子が悪い」
そんな方こそ、一度中医学の視点に触れてみてほしいです。
次回は、舌診をどうデータとして活かせるのか、
もう少しテック寄りの話も書いてみようと思います。

