便秘のうそ?ほんと?
――肌にあらわれる「内側の滞り」を見逃さないで――
こんにちは。
中医美容をお伝えしている ひろ です。
サロンにいらっしゃるお客様から、
本当によく聞くお悩みのひとつが「便秘」。
・水をたくさん飲んでいるのに出ない
・食物繊維を意識しているのに改善しない
・薬に頼るのはできれば避けたい
いろいろ試しているのに、
「結局、何が正解なのかわからない」
そんな声を、私は毎日のように耳にしています。
便秘に“万能な正解”はありません
結論からお伝えすると、
便秘の答えは、人それぞれ です。
「水分をたくさんとればいい」
「食物繊維を増やせばいい」
これ、半分は本当で、
半分は間違い。
なぜなら、
体質を見ずに対処すると、
かえって悪化してしまうこともあるからです。
胃が弱い人ほど、便秘になりやすい
中医学の視点で見ると、
便秘は「大腸」だけの問題ではありません。
とくに多いのが、
胃の働きが弱いタイプの便秘。
・食べたものがきちんと消化されない
・胃の中で停滞してしまう
・その結果、下へ流れない
このタイプの方は、
食べている量が少なくても、
お腹が張り、便が止まりやすいのです。
ここにさらに
「水分をたくさん」
「生野菜を増やす」
を重ねると、
胃にとっては負担になることもあります。
水分が多すぎて、逆に詰まることも
「便秘=水分不足」
そう思われがちですが、
実際には 水分が多すぎて代謝できていない ケースもあります。
この場合、
体の中では水がうまく巡らず、
むくみやすく、冷えやすい。
結果として
・腸の動きが鈍くなる
・便が押し出されない
そんな状態が起こります。
便が乾燥しているタイプの便秘も
一方で、
便そのものが乾いているタイプ の便秘もあります。
この場合は、
体のうるおい(津液)が不足している状態。
・肌が乾燥しやすい
・小じわが目立ちやすい
・髪や爪もパサつく
こうした美容サインが、
便秘と一緒に現れることが多いのです。
便秘は「体質の結果」と考えます
中医美容では、
便秘を「単独の症状」とは考えません。
その体質だから、便通も滞っている
そう捉えます。
つまり、
便秘を治すために何かを足す前に、
まずやるべきことはひとつ。
👉 体質を整えること
・胃の働きを立て直す
・水の巡りを良くする
・うるおいを補う
これができてくると、
便通は「あとから自然についてくる」ことが多いのです。
肌は、内側の流れを映す鏡
便秘が続くと、
肌には必ずサインが出ます。
・くすみ
・吹き出物
・たるみ
・むくみ
肌は、
気血と巡りの写し鏡。
便秘を「出す・出ない」だけで終わらせず、
体全体の流れとして見直すことが、
本当の美容につながります。
「何を食べるか」
「どれくらい飲むか」
その前に、
「今の自分の体質はどうかな?」
そう立ち止まって考えてあげてくださいね。
それが、
無理なく、きれいに、整っていく一歩です。


