何を食べるかより「いつ食べるか」 ―― 体が整い始める食べる時間の考え方
こんにちは。管理栄養士のまゆみです。
病院で栄養指導をしていた頃、「食事内容には気をつけています」という方ほど、
食べる時間についてはあまり意識されていないことが多くありました。
でも実は、
体調・代謝・巡りは「食べる時間」に大きく左右されます。
今回は、現代栄養学と中医学、両方の視点から
「体が楽になる食べる時間」についてお話しします。

■ 食事は「栄養」だけでは体にならない
同じものを食べても、
- 調子がいい日
- 重く感じる日
があるのはなぜでしょうか。
それは、
体が受け取れるタイミングがあるからです。
栄養は「口に入った瞬間」ではなく、
消化・吸収・代謝されて、はじめて体の一部になります。
■ 中医学で見る「食べる時間」
中医学には、
「子午流注(しごるちゅう)」という体内リズムの考え方があります。
一日の中で、臓腑が最もよく働く時間帯がある、という考え方です。
- 7〜9時:胃 → 食べ物を受け取る準備が整う
- 9〜11時:脾 → 消化吸収が活発になる
この時間帯にきちんと食べることで、
気(エネルギー)や血がつくられやすくなります。
■ 朝食を抜くと、なぜ疲れやすくなる?
「朝は食欲がないから食べない」
「コーヒーだけで済ませている」
そんな方は、
午後にだるさや冷えを感じやすくなります。
中医学では、朝は一日のエネルギーを仕込む時間。
たくさん食べる必要はありませんが、
温かいものを少し入れてあげるだけで、体の巡りが変わってきます。
■ 夜遅い食事が体に残りやすい理由
夜は、体を修復し休ませる時間帯です。
この時間にたくさん食べると、
消化にエネルギーが使われ、
- 寝ても疲れが取れない
- 体が重い
- むくみやすい
といった状態になりやすくなります。
特に21時以降の食事が続くと、
「食べていないのに太りやすい」状態を招きます。
■ 美容・フィットネス視点での「食べる時間」
美容や運動の世界でも、
「タイミング」はとても重要です。
- 朝〜昼にしっかり食べる → 代謝が上がりやすい
- 夜は軽め → 体の回復を妨げにくい
- 運動後は早めに補給 → 筋肉と巡りを助ける
食べる時間を整えるだけで、
体型や肌の調子が変わってくる方も少なくありません。
■ 病院勤務時代に感じていたこと
病院では「何を食べたか」を中心に指導します。
でも、生活を見ていくと、
不調の原因は「時間のズレ」にあることも多くありました。
中医学は、
生活リズムそのものを整える医学だと感じています。
■ 完璧を目指さなくて大丈夫
毎日理想通りに食べられなくても構いません。
まずは、
- 朝に温かいものを少し
- 夜は「食べ過ぎない」を意識
この2つだけでも、体はちゃんと応えてくれます。
■ まとめ
- 食事は「内容+時間」で体になる
- 朝はエネルギーをつくる大切な時間
- 夜は体を休ませる食べ方を
食べる時間を整えることは、
体を信頼し直すことでもあります。
無理なく、できるところから始めてみてくださいね。
投稿者 管理栄養士 まゆみ

