お味噌汁は薬膳料理だよ

食事

動画からの要約です。

お味噌汁っていろんな形で地域のご当地お味噌汁みたいなものがあると思うんですけど。
ご家庭にも自分のところのお味噌汁っていう定番品ってありますよね。

多くの方に愛されている味噌汁ですけど和食とすごく合うっていうのももちろんですが特にご飯との相性もいいのでうまくいろんな形で活用していただきたいなと思います

まずお味噌汁の効用ですけどやっぱり栄養チャージ力ですね。
大豆を中心として発酵させてそこから取り出してきたエッセンスが体の中の気力を作るのに非常にいいんです。
このお味噌っていうものは、大豆を食べる、そして胃の中で消化をする、その中から必要な成分を脾臓が分析分類して自分の中に吸収する手間を全部省いたもの。
これが味噌なんですよ。

しかもそれを吸収しやすい形に味噌にし、それをといて味噌汁にしてるっていうとこがいいですよね。
体にとっては消化しなくても吸収だけすればいいっていうところのものなんで、元気を作るには非常にいいものです。
しかもですね、お出汁がないとお味噌汁は美味しくないわけで、この出汁の作用のところを合わせるといろんなものがあるんです。

昆布を使うと利尿効果が非常に強いですし、またジャコなんてものが入ってくると体の中の内臓強化そして骨まで強化。さらに活動するための気血を作ってくれるっていうものが合わせ出汁の高能だったりするんですね。

そこに気力を作ってくれるこの味噌っていうものが入ってくることによってこれだけで漢方薬の気力を増やすのと全く同じ作用が出てくるんです。

さらにここから素晴らしいのは他の具材をトッピングできるっていう技を持ってるのがこの味噌汁で、非常に体にとってはいい食べ物だったりするんですよね。
だから具材をうまく使っていくとさらにいいですね。

冬場っていうのは特にこのお味噌がいいわけです。
夏場はねおすましでいいと思うんですよ。
太陽光の光によって栄養チャージ、エネルギーチャージができてくるので。
そんなにお味噌の力を借りなくてもいける。

でも冬になってくると体の中で皮膚が冷えて硬くなってエネルギーが閉じ込められて胃のとこにエネルギーが集約されてくるんですけども、これがいろんな問題が発生するんですよね。

胃の中に血が集まってくるんですけども、秋は新米が美味しくて食べちゃいますけど、冬は米はちょっと減らしてもいいんですよ。
というのは胃の中に気力が集まってきてそして消化をして元気を作ってくんですけども、
あまりにも胃の中に消化のために気血が集まりすぎてしまっていると手足の方がもっと冷えやすい、もっと血行不良になってうんと気血が消化のために胃に向かっている間に手先足先の方がオルスになっちゃうんですね。

そこに寒邪って言われる寒さが入ってくると皮膚がカサカサに乾燥してしまったりとか踵がカサカサになってしまったりなんていう冷え固まる血行不良が起きてしまうことがあるんですね。

でその状態で皮膚が損傷してしまっていると新しく食べて元気と血を作った内臓から胃袋から栄養もらったと言っても元のポジションに戻ろうっていう形で出先足先に行ってももう戻る場所が壊れてしまってて寒邪に侵略されてしまっててそこに戻れないんですよね。
だからずっと冷がきつくなってきて体内に熱がこってしまって逃げ場がなくなったものが上に登ってきて火照りになったりとか、咳になったりとかっていうような現象が起きやすいっていうのが冬場の問題点なんです。
この時にお米とかをもりもり食べるというのはあんまり良くなかったりするんですね

とはいえ冬場寒いから栄養チャージをしてすぐにこう体の中を巡らさなきゃならない気血が欲しいっていう状態が実は冷に負けてしまわないように戻らなきゃなんない、だからイメージで言うならばえっと手先足先の血が1回消化のために胃袋に集約集中します、みんなで気血を作りました一生懸命消化をしました、元気と血持ちました早く持ち場に帰れっていう風な状態が欲しいんですね。

今求められるのがこの冬場の中の胃袋状態だったりするんです。
だから消化に対してなるべく時間をかけずにゆっくりではなくて、できたら胃の中に入って消化吸収できて血液循環という方に行ってもらえる方がよいわけです。
こんな時にお勧めできるのがお味噌汁だったりするんですよ。
もう吸収できる状態まで消化されているものなので、こんなところに味噌汁の効能っていうのが出てくるのですが、これが発酵食品の魅力なんですね。

先ほどお話をちらっとしましたが昆布出汁ってのをメインで作られていると、これって利尿効果が非常に強いので体の中に溜まっている余分な水分を体の中から排出することができるので冬場に昆布出しをとるとすごく体の中の血液の中に溜まっている毒素が出ていきやすいんですね。
さらにそれに気力を作ってくれるのにこの味噌っていうのが出ていってくれて、気力まで補ってくれるのでお味噌と昆布出し非常にいいんですよね。

鰹出しっていうのがあるんですけど鰹節っていうのは体の中を巡る気力と血を作ってくれる材料なんですね。この鰹節ってのが混ざってくると新しい血を作ってくれるっていうのがこのカツオなんで、捨てただけじゃなくって新しい血まで作ってくれて血が綺麗になりやすいんですよね。
そこから体の中の気血を巡らせるっていうことでは、非常に疲れてるとか疲労回復だけだったらえカツオ出しだけで十分なんですけども内臓の方にも栄養をちゃんと送って内臓元気にしてあげたいなと思う時に使うのがあのジャコなんですよ。

例えば子供さんなんかがうんともっと成長させたいな、今から背を伸ばしたいな大きくなってほしいなって思うんだったらこの中に入れるものは卵。
溶き卵なんて入れられると非常に栄養総合食品がさらに追加されてくるので気血が巡りながら体の中の特にいろんな内臓のところ材料を一緒に運んでくれるので体が大きくなりやすいですよね。

で、ちょっと血流良くしたいなと思う方は長ねぎですね。長ねぎ入ってくれると体の中の気を流してくれる働きが非常に強くなります。ちょっとネギ入れてもらっても面白いかもしれないですね。えっとこの時はね最後に入れるっていうのもありかもしれないです。
同じような観点で血液サラサラにするっていうんだったら玉ねぎなんかもいいですよね。これお味噌と絶対合いますよね。

ほうれん草の味噌汁も非常にいいですよね。
ほうれん草の中でも葉っぱの方は貧血とかの血を増やすという働きが非常に強かったりするんですね。
ほうれん草の茎のところ葉っぱの根元のとこが入ってくれてると体中の血流も改善されてくれるので、この時期の肩こりとか腰痛なんていうのにも改善する作用もあるかもしれないですね。
アサリの味噌汁っていうのもありますね。
アサリっていうのは体の中のゴミを回収してくれる毒素を排出する効果が非常に強いので体の中の血液のお掃除係ですよね。
先ほどの昆布出汁と合わせいただいて、なんだったらネギを多めに入れてアサリネギ味噌汁っていうのを作っていただけると体の中のデトックスですね。

この時期におすめなのがあとは牡蠣ですね。
体の中のデトックス疲労回復にもすごくいいです
豆腐と小松菜の入ってるやつ、これなんかは胃を安定させてくれて胃の保護ですよね
胃が荒れてる方なんかは豆腐と小松の味噌汁ってのも非常にいいかもしれないですね。

なめこの味噌汁、ナスの味噌汁なんていうのも血を作るのに非常にいいですね。
シジミは疲労回復にすごくいいですね。

非常に優れた和の薬剤料理、このお味噌汁をうまく活用していただけるといいんじゃないかなと思います

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