からだの芯まで、ふわっと温まる。
ちかの「身体ぬくもり薬膳鍋」
こんにちは、料理研究家のちかです。
今日は、冷えやすい季節や、疲れが抜けにくいときにおすすめしたい
「身体ぬくもり鍋」を、薬膳の視点でご紹介しますね。
薬膳と聞くと、特別な材料や難しい知識が必要そうに感じるかもしれませんが、
大丈夫。今日の鍋は、スーパーで揃うもので作れます。
「温める」は、火と素材の合わせ技
中医学では、冷えは単に気温のせいだけではなく、
血や気が巡りきらず、内側まで届いていない状態と考えます。
だからこそ大切なのは、
- 火を通すこと
- 胃腸にやさしいこと
- じんわり長く温まること
強すぎる刺激より、
「湯気を吸い込むような温かさ」を目指します。
ちかの身体ぬくもり薬膳鍋(2〜3人分)
◆ 食材(特別なものは使いません)
- 鶏もも肉(または手羽元)
- 白菜・長ねぎ
- 大根
- にんじん
- しいたけ
- 乾燥生姜
- にんにく(少量・潰す)
鶏肉は「気血を補う」代表食材。
冷えやすい方、疲れがたまっている方には特に向いています。
◆ 下ごしらえのポイント
大根やにんじんは、やや大きめに切ります。
小さくしすぎないことで、火の入り方がゆっくりになり、
甘みと温かさが引き出されます。
生姜は細切りにせず、薄切りで。
ピリッとさせるより、香りを立たせたいんです。
火加減は「文火(ぶんひ)」で
鍋を火にかけたら、
沸騰させすぎないのがコツ。
ぐらぐら煮立てるより、
ふつふつと湯気が立つくらいを保ちます。
中医学では、これは「文火(ぶんひ)」と呼ばれる火。
補う料理、体を養う料理に向いています。
食べるときは、急がず、香りを味わって
鍋のふたを開けた瞬間の湯気。
生姜と鶏のやさしい香り。
まずは、その香りをひと呼吸。
呼吸が深くなると、気の巡りも整いやすくなります。
ひと口目は、よく噛んで。
胃腸が「あたたかいものが来た」と理解すると、
体の奥から温まりやすくなります。

こんな日におすすめです
- 手足が冷えて眠りにくい日
- 疲れているのに、なぜか落ち着かない日
- 風邪をひきそうな予感がするとき
無理に体を温めるのではなく、
「体が温まりたがっている方向に寄り添う」鍋です。
ちかからひとこと
薬膳は、続いてこそ意味があります。
がんばる料理ではなく、
「また作ろうかな」と思える料理でいいんです。
今日の鍋が、
あなたの体と心を、そっと包んでくれますように。
ちか

