子どもの“肌のゆらぎ”には理由がある。〜香りと中医学で、娘の“美の芽”をそっと守る日々〜
うちの子は、季節が変わるたびに肌が揺れやすくて、「何がいけなかったのかな……?」と自分を責めそうになったこともありました。
でも中医学を学んでから、その揺らぎが“悪いこと”ではなくて、成長のリズムに寄り添う大切なサインなんだと気づきました。
■ 肌は“心”の鏡。子どもは特に「気」が揺れやすい
娘の頬に小さな赤みが出た日、ただの乾燥だと思っていたのですが、ふと触れてみるとひんやり冷たいことがあります。
中医学では、肌の冷えは気血が表面まで届いていない状態。子どもはまだ気も血も未熟で、すぐに“内にこもる”のです。
そして心が揺れると、皮膚も揺れる。
幼稚園での出来事、お友達との小さな衝突、がんばりすぎて肩に力が入りすぎる……。子どもは言葉にできないぶん、肌で“語ってくる”ことがあります。
■ 香りが「娘の気もち」をほどく瞬間
夜、寝る前。娘がなんとなく落ち着かない日は、私はアロマストーンにマンダリンとラベンダーを一滴ずつ落とします。
オレンジの甘い皮の香りは、“緊張をふわっとほどく”香り。ラベンダーは、呼吸を深くして、眠る準備を整えてくれます。
娘はその香りを嗅ぐと、胸の奥のつかえが取れたように、ほうっと肩を落とします。
中医学で言うと、気が胸から降りていく感覚に近いのです。
そのまま頬に手を添えてあげると、ひんやりしていた肌が少しずつ温かく戻ってくる。まるで香りが、娘の“気の流れ”を整えてくれているみたいでした。

■ 子どもの美容は「外側」ではなく「内側」から育つ
肌に良いクリームもありますが、子どもの肌を守るいちばんの美容は、気血がめぐる体に育てることだと感じています。
- 朝の光を浴びる(体内時計を整える美容)
- よく噛む(脾を強くする美容)
- 足をよく使う(気血を上げすぎない美容)
- 夜は香りでゆるめる(心と肺を整える美容)
“美しさ”って、鏡に映るものだけじゃなくて、体の内側で育つ温度や、呼吸の深さ。
それを知ってからは、娘のスキンケアが“作業”ではなくて、心と身体を整える時間になりました。
■ 子どもの肌は「未来の自尊心」を守る宝物
娘の肌にふと触れるたび、その柔らかさは、ただの可愛らしさではなくて、いつか世界へ羽ばたく日の、自信の土台でもあると感じます。
肌が整っていると、大人でも心が整うように、子どもも“世界の見え方”が変わります。
だから、美容は「飾るため」ではなくて、心を守る行為でもあるのです。
■ 今日のヘルモニ式・母娘ミッション
「香りで手をつなぐ、3分の夜美容」
- マンダリン or ラベンダーをアロマストーンに一滴
- 肩の力を抜くように深呼吸
- 頬に手をそっと添えて、温度を感じる
これだけで、子どもの“気の渋滞”がほどけて、翌朝の肌の柔らかさが変わります。
まとめ
子どもの美容は、“見た目を整える”のではなくて、成長のゆらぎを受け止める時間です。
香りと中医学は、そのゆらぎに優しく寄り添ってくれます。娘の心が揺れるとき、肌がそっと教えてくれる。そのサインを見逃さないことが、母としての私の「美」の学びなのだと感じています。
【投稿:30代 子育て中ママ A】

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