体調に合わせて選べる、ちかの薬膳お好み焼き
こんにちは、料理研究家のちかです。
お好み焼きは「粉もの」というイメージが強いですが、
実は体調に合わせて整えやすい、とても優秀な薬膳料理なんです。
火を通す、刻む、混ぜる。
その一つひとつの工程が、胃腸をいたわり、気血を巡らせてくれます。
まずは土台から。キャベツは“健胃”の要
お好み焼きの主役といえば、やっぱりキャベツ。
中医学では、キャベツは胃を守り、働きを助ける健胃食材と考えます。
胃が疲れているとき、食欲が落ちているときでも、
しっかり火を通したキャベツは、やさしく体に入っていきます。
消化力を底上げしたい日は「大根」と「生姜」
もし「食べたあとが重たい」「胃がもたれやすい」と感じたら、
大根を小さな短冊切りにして加えてみてください。
大根は消化を助け、詰まりをほどく食材。
さらに刻んだ生姜を少し入れると、胃の動きがぐっと活発になります。
フライパンの上で立ち上がる、生姜の香り。
それだけで、胃が「動く準備」を始めるような感覚があります。
疲れが抜けないときは、魚介を選んで
疲労感が続くときには、エビや貝類がおすすめです。
魚介類は、気血の巡りを助けながら、
体に負担をかけにくいタンパク源。
さっと火を通す程度にして、
ぷりっとした食感を残すのが、ちか流です。
今日はしっかり動きたい日。スタミナ重視なら牛玉
体力をつけたい日、よく動く日の前後には牛玉。
牛肉は気血を補い、踏ん張る力を支えてくれます。
焼きすぎず、火は中火でじっくり。
アンチエイジングを意識するなら豚玉+クルミ
美容や乾燥が気になるときには豚玉がおすすめです。
豚肉は体を潤し、血を養う食材。
ここに刻んだクルミを少し忍ばせると、コクと養生力がぐっと増します。
貧血気味の日には、黒キクラゲと人参を
めまい、立ちくらみ、顔色が気になるときは、
戻した黒キクラゲと人参を加えてください。
黒キクラゲは血を補い巡らせ、
人参はそれを体に行き渡らせる役割をしてくれます。
ソースとマヨネーズは、実は立派な“栄養チャージ”
「ソースとマヨネーズは控えたほうがいい?」
そう聞かれることも多いのですが、
体が弱っているときには、
甘味・油分は気を補う大切な要素。
たっぷりかける必要はありませんが、
仕上げに少し使うことで、満足感と回復力が高まります。

お好み焼きは「体調を映す鏡」
今日は何を入れたいか。
今日はどんな味を欲しているか。
それを考える時間そのものが、
もう薬膳だと、私は思っています。
無理をしない。
でも、ちゃんと整う。
ちか

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