女性の「性(さが)」と年のはざまで
大晦日から年始にかけて、
空気が少し張りつめて、でも華やいで、
家の中を行き交う気が、いつもより早く流れます。
麗依です。
この時期になると、
「なんだか忙しいなあ」
「ちょっと疲れるなあ」
そんな声が、胸の奥から聞こえてきませんか。
腹が立つ気持ちと、やってあげたい気持ち
ごはんの準備。
洗濯。
来客のこと。
家族の予定。
「どうして私ばっかり」
そんな風が、心にさっと吹くこともあります。
でも同時に、
「ちゃんとしてあげたい」
「場を整えたい」
そんな想いも、確かにそこにある。
この相反する気持ちこそが、
中医心理学でいう、女性の“性(さが)”なのだと思います。

中医学でみる、女性の心の動き
中医学では、
女性の心と体は、血と気のリズムで語られます。
年末年始は、外へ外へと気が動きやすい時期。
人に合わせ、場に合わせ、役割を引き受けるほど、
自分の内側の血が、少し薄くなっていきます。
すると、肝の気が張り、
胸の奥がきゅっと固くなる。
それが「イライラ」だったり、
「急に泣きたくなる感じ」だったりするのです。
「どちらの自分も、本当」
腹が立つ自分。
それでも動いてしまう自分。
中医心理学では、
どちらかを否定しません。
それは、
「風」と「土」が同時にあるようなもの。
風は動きたい。
土は支えたい。
どちらも、あなたの一部です。
女性の性とうまく付き合う、ひとつの方法
年末年始、すべてを完璧にやろうとしなくて大丈夫。
料理の途中で、ふっと手を止める。
湯気を吸い込む。
胸の奥に、あたたかさを戻す。
それだけで、
散っていた血が、ゆっくりと戻ってきます。
「今日はここまででいい」
そう自分に言ってあげることも、
立派な養生です。
年のはざまで、静かに整える
大晦日から年始は、
古い気が抜け、新しい気が入り込む“すき間”。
忙しさの中で、
自分を後回しにしてきた女性ほど、
このすき間で、少し疲れが表に出ます。
それは、弱さではなく、
よく頑張ってきた証。
今年は、
「してあげたい自分」も、
「もう無理な自分」も、
同じように抱いてあげてください。
胸の奥に、風が通るように。
麗依

