脾が元気だと、毎日のごはんが“薬”になる
――ちかのやさしい薬膳台所より――
こんにちは、ちかです。
今日は「脾(ひ)」のお話を、台所からお届けしますね。
実は薬膳を考えるとき、私がいちばん大切にしているのが
**「脾をいたわること」**なんです。
脾は、食べたものを
気・血・津液に変えてくれる、体の調理係。
ここが弱ると、どんなに良いものを食べても
うまく消化・吸収できなくなってしまうんですよ。
冷えや湿気で、脾はすぐ疲れてしまいます
冷たい飲みもの
甘いもののとりすぎ
エアコンの冷え
梅雨や冬の湿気
こうしたものが重なると、脾はすぐに疲れてしまいます。
すると、
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食後に眠くなる
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お腹が張りやすい
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むくみやすい
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なんとなく元気が出ない
こんなサインが出てきます。
「年齢のせいかな」と思いがちですが、
実は脾からの小さなSOSかもしれません。
脾を助ける薬膳は「温かく、やさしく、煮る」
薬膳というと、
「特別な食材が必要?」と思われがちですが、そんなことはありません。
脾がよろこぶのは、とてもシンプル。
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温かい
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消化しやすい
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水分がととのっている
この3つがそろったごはんです。
台所でできる、脾にやさしい工夫
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生よりも、煮る・蒸す
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強火よりも、コトコト弱火
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固いものは、小さく切る
包丁の入れ方や火加減も、立派な薬膳なんですよ。

今日からできる、脾をいたわる食材たち
脾を補う定番食材を、台所目線でご紹介しますね。
🌾 米・もち米
おかゆや雑炊にすると、脾にすっと入ります。
食欲がない日ほどおすすめ。
🥕 かぼちゃ・人参・山芋
ほんのり甘くて、体を中から温めてくれます。
煮ものやスープに。
🐓 鶏肉
疲れた脾をやさしく補ってくれる存在。
スープにすると吸収力がぐっと上がります。
🌶 少量の生姜
入れすぎず、香りづけ程度がポイント。
胃腸の動きをそっと助けてくれます。
「薬膳は、がんばらない」がいちばん続きます
脾は、がんばり屋さん。
だからこそ、無理をさせないことが大切です。
完璧な薬膳じゃなくていい。
外食の日があってもいい。
「今日は温かい汁ものを添えよう」
「今日はよく噛んで食べよう」
そんな小さな心がけで、脾はちゃんと応えてくれます。
台所は、いちばん身近な養生の場所
脾が元気になると、
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体が軽くなる
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むくみにくくなる
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肌の調子も整ってくる
食べることが、そのまま
体をととのえる時間になります。
今日のごはんが、明日の元気をつくる。
そんな気持ちで、ゆっくり火にかけてみてくださいね。
ちかでした 🌿

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