経絡をどうやって覚えたらいい?
1) まずは「12本を覚える」じゃなく「6本ずつ」に割る
いきなり12経脈を全部は効率が悪い。最初はこの分け方が早いです。
手の3陰3陽(腕で覚える)
- 手太陰肺:胸〜親指側前腕(呼吸・皮膚)
- 手厥陰心包:胸〜前腕ど真ん中(緊張・動悸・自律神経)
- 手少陰心:腋〜小指側(循環・熱感・不眠)
- 手陽明大腸:人差し指〜外側前腕〜肩(首肩こり・便)
- 手少陽三焦:薬指〜外側〜側頭(耳・リンパ・側頭痛)
- 手太陽小腸:小指〜肩甲骨(肩甲骨の詰まり)
足の3陰3陽(脚で覚える)
- 足太陰脾:内側脚〜鼠径〜腹(だるさ・むくみ)
- 足厥陰肝:内側〜股〜肋(張り・ストレス)
- 足少陰腎:足裏〜内側〜腹(冷え・腰)
- 足陽明胃:顔〜胸腹〜前外側脚(食・筋肉)
- 足少陽胆:側頭〜体側〜外側脚(側面の痛み・股関節)
- 足太陽膀胱:背中〜後面脚(背部の張り・坐骨)
この「6本セット」で、まず“地図の大陸”を作ります。
2) 「線」じゃなくて「ランドマーク(目印)」で覚える
経絡は“道順”で覚えると速い。おすすめ目印はこれ。
上肢の目印
- 肘の内側(肘窩):肺・心包・心
- 肘の外側(肘窩):大腸・三焦・小腸
→ ここでまず三陰三陽が分かれる。
下肢の目印
- 膝の内側:脾・肝・腎
- 膝の外側:胃・胆・膀胱
→ 次に「前(胃)」「横(胆)」「後(膀胱)」で整理。

3) “動き”とセットにすると一生忘れない
暗記が定着しない人は、経絡を「症状」とだけ結びつけてることが多い。
整体の現場で強いのは 動作連動 です。
- 胃経:しゃがむ/階段(前ももパンパン、膝前)
- 胆経:横座り・あぐら・片足重心(股関節の外側、腸脛靭帯)
- 膀胱経:前屈・長時間座位(背中〜ハム、坐骨)
- 脾経:立ちっぱなし(内もも、足のむくみ)
- 肝経:捻る・イライラ(鼠径〜肋、みぞおちの詰まり)
- 腎経:冷え・腰(足裏〜内くるぶし〜腹)
動き→どこが張る→そのラインが経絡。これが一番ブレません。
4) 覚える順番は「流注」より先に“体表のルート”
流注(順番)は大事だけど、最初からやると混乱します。
おすすめ順はこれ:
- 体表の大きいライン(胃・胆・膀胱の3本)
- 内側ライン(脾・肝・腎の3本)
- 腕の6本(肘を境に整理)
- 最後に 流注(肺→大腸→胃…) を乗せる
5) 1週間で形にする練習メニュー
毎日10分(触るだけ)
- 片側だけでOK
- 胃経:前外側脚 → 胆経:外側脚 → 膀胱経:後面脚
- 触って「痛い・冷たい・硬い」をメモ(整体師はここ強い)
週3回(動作テスト)
- スクワット → 前もも・膝前=胃
- 片脚立ち → 外側の張り=胆
- 前屈 → 背中〜ハム=膀胱
週1回(紙に書く)
- 人体図に 3本だけ 太く書く(最初は脚の陽経3本)
これで2〜3週間で“地図”が頭に残ります。

