睡眠スコアは良いのに、朝がつらい理由を中医学で考えてみた
「睡眠スコア、90点以上」
「睡眠時間、7時間半」
「途中覚醒なし」
スマートウォッチの画面を見る限り、
昨夜の睡眠は“理想的”。
……なのに。
- 起きた瞬間から体が重い
- 頭がぼーっとしてスイッチが入らない
- コーヒーを飲まないと動けない
そんな朝、ありませんか?
僕はずっと、
「そのうち慣れる」
「年齢のせいかな」
と流していました。
でもあるとき、
中医学の視点で説明されて、妙に腑に落ちたんです。

睡眠スコアは「量と構造」を見ている
まず前提として。
睡眠アプリはとても優秀です。
- 睡眠時間
- 深い眠り・浅い眠り
- 覚醒回数
- 心拍や呼吸の変化
これらを総合して、
「睡眠の質」を評価しています。
つまり、
「どれだけ眠ったか」「どう眠ったか」。
ただし、
「起きたときにどう感じるか」までは
完全には拾えません。
ここに、ズレが生まれます。
中医学では「眠れたか」より「回復できたか」
中医学では、睡眠を
気・血・津液を回復させる時間
と考えます。
ポイントはここです。
寝ている間に、
ちゃんと「補給」と「修復」が行われたか?
睡眠時間が十分でも、
- 回復に必要なエネルギー(気)が足りない
- 血がうまく巡らず、脳や筋肉が休めていない
- 潤い(津液)が不足している
こうした状態だと、
「眠ったのに疲れが残る朝」になります。
朝がつらい人に多い、中医学的パターン
① 気虚タイプ
- 寝ても元気が戻らない
- 朝、体が鉛のように重い
- やる気が出るまで時間がかかる
エネルギーそのものが不足気味。
「睡眠で回復する力」が弱い状態です。
② 血虚タイプ
- 眠りは浅くないのに、頭がぼんやり
- 夢が多い
- 集中力が上がらない
脳を養う「血」が不足。
睡眠中の脳の休養が不十分になります。
③ 気の巡りが悪いタイプ
- 寝つきは良い
- でも朝、気分が重い
- ため息が多い
休めてはいるものの、
気の切り替えがうまくできない状態です。
ウェアラブルでは見えにくい「朝の切り替え力」
IT的に言うと、
これはシャットダウンではなく、再起動の問題。
- OSは正常に終了している
- ログもエラーなし
- でも起動が遅い
中医学では、
朝は「陽が立ち上がる時間」と考えます。
ここが弱いと、
目は覚めているのに体が動かない。
睡眠スコアは高いのに、
「朝がつらい」という現象が起きます。
できることは「早く寝る」だけじゃない
朝がつらい=睡眠不足
とは限りません。
中医学的には、
- 夜にエネルギーを使いすぎていないか
- 夕方以降、考え事が多すぎないか
- 食事が回復を邪魔していないか
「睡眠に入る前の状態」も
とても重視します。
僕自身は、
「寝る時間を早める」より
夜の使い方を変えるほうが、
朝が楽になりました。
データと中医学は、対立しない
睡眠アプリを否定したいわけではありません。
- データ:客観的な事実
- 中医学:体感の翻訳
この2つが合わさると、
セルフケアの精度は一気に上がります。
「眠れているのに、つらい」
その違和感は、
体からの大切なサイン。
中医学は、
そのサインを無視しない視点をくれました。
睡眠は「時間」ではなく「回復」
睡眠スコアが良くても、
朝がつらいなら、
体はまだ回復途中かもしれません。
「ちゃんと寝てるのにおかしいな」
そう感じたら、
体の使い方・休ませ方を見直すタイミング。
中医学は、
そんなときのヒントを、
意外とロジカルに教えてくれます。
投稿者 涼馬(ITエンジニア)
