私の名前は
「脾臓」といいます
いつも胃のそばにいます😊
私はいつも
胃とセットで働いて
あなたが食べたものから
あなたが生きるために必要な
元気と血を作っています
私についてよく知る人は
少ないもしれません
ですが私は、中国医学の世界では
最も重要な五臓のひとつとして
大切にされています
私の大切な役目についてお話しますね
1つ目の役目は
消化と栄養の運搬です
胃で消化した食べ物の中から
五臓に必要な栄養を見つけ出し
五臓に配る仕分けをするのが
私の仕事です
消化物の中から
五臓に必要な栄養を
どうやって見分けるか知りたいですか?
五味によって分けているんです
酸っぱい、苦い、甘い、ピリ辛い、鹹い(しおからい)
これらを五味といいます
五臓(肝、心、脾、肺、腎)には
それぞれに対応する
五味(酸、苦、甘、辛、鹹)
があり
私は消化した食べ物の中から
五味を見つけて取り分け
五臓に送り届けることで
五臓のエネルギーを補います
つまり私は
あなたが食べたものから
五臓に必要な五味を見つけて取り出し
行き先ラベルを貼って
運搬を手伝っている
ということです
私のもうひとつの役目は
これらの栄養や水分を
身体の上の方へと送り上げることです
これも大切な役目です
私の上には心臓さんや肺さんいます
脳さんもいます
下向きの重力に
逆らえるほどの強い力で
私は栄養を上に送り上げるんです
なぜ私に
こんなことができるでしょう?
『気』の力を使っているからです
あなたの目には見えない
『気』というエネルギーを使って
大切な栄養などを
上に送り上げています
だから私の上にいる
心臓さんや肺さんたちにも
エネルギーをちゃんと
届けることができます
そして
色々な物が下に 落ちてこないように
色々な物が外に 漏れ出ないように
押し上げて支えたり
そこにとめておいたりするのも
私の働きです
だから私が弱ると
あなたがどんなに良い食べ物を
食べたとしても
必要な栄養や水分を
持ち上げることができず
巡らせることもできず
五臓に届けることも
できなくなってしまいます
水は重量で下に落ち
むくみやたるみとなって
あなたを悩ませるかも知れません
血管から血液が漏れ出し
打った覚えのない部分に
突然あざや内出血の跡をみつけ
あなたを不安に思わせることも
あるかもしれません
あなたにお願いがあります
水を必要以上に
飲みすぎないでください
私は多すぎる水が 苦手な臓腑です
中医学の世界では常識とされていますが
まだ知らない方がとても多いです
もちろん水は
身体にとって必要なものです
適量なら 何の問題ありません
ただあなたが
毎日飲み過ぎていたり
飲み物や汁物を摂りすぎていたり
水をたくさん飲んだ方が良い
という情報に惑わされ
飲みたくないのに無理して
飲んでしまうことにより
巡らせる力 以上に
出せる力 以上に
あなたが飲みすぎる習慣を
続けてしまうと
私は弱ってしまうんです
そうすると
せっかくの栄養や水分を
あなたの身体に巡らせることが
できなくなります
出しきれずに余った水分は
むくみとして
あなたの身体のどこかに
ためておくしかないんです
だからむくみがたまってくると
あなたの体は重たく、だるく
感じられるでしょう
だから
必要なものだからといって
むやみに飲みすぎないでください
あなたの身体にとって
飲みすぎかどうかの判断は
舌を見てわかることがあります
舌は内臓の鏡
舌のふちに
歯型がしっかりついていたり
舌の上の苔が
ビチャビチャに濡れて見えたり
ほっぺや舌をよく噛んでしまうなら
余分な水分がたまり
むくんでしまっている可能性があります
だからもしあなたが
理由のない不調を感じていて
舌がこのようなむくみを
あらわしていた時は
いちど水分量を
見直してみて欲しいのです
そして巡らせて欲しいのです
お腹がちゃぽちゃぽで
飲みすぎたように感じた日は
運動して巡らせたり
湯船にゆっくり浸かったり
マッサージするなどして
血やむくみを巡らせて欲しいのです
そうすれば
水が巡って腎に届けられ
尿で出すことができます
老廃物といっしょに
むくみを尿で出せば
血も綺麗になります
必要以上に無理して飲んでいませんか?
飲んだ水分を巡らせていますか?
飲んだその分出せていますか?
少し見直してもらえたら
私はとても楽になり
私に任された重要な仕事を
日々こなすことができます
それだけで
あなたの身体も楽になったように
感じられるかもしれません
それであなたも楽になったら
とても嬉しいです
・・
次は誰もが知っている
「心臓さん」について
中医学の視点から
紹介したいと思います

