ゆっくり動くほど、体は血をためられる
こんにちは。整体師のたつおです。
現場で20年以上、体を触ってきましたが、最近あらためて実感しているのが
「ゆっくり動く人ほど、体が変わりやすい」ということです。
今回は、スロートレーニングと中医学の「肝の蔵血」の関係について、
整体師目線でお話しします。
肝は「血をためて、必要なところへ配る臓器」
中医学では、肝は「血を蔵す」と言われます。
これは単に血液量の話ではありません。
必要なときに、必要な場所へ血を送れるかどうか。
その調整役が肝なんです。
筋肉を使うとき、姿勢を保つとき、集中するとき。
これらはすべて「筋に血がしっかり入っているか」が関係しています。
スロートレーニングが、肝を助ける理由
ここでスロートレーニングです。
ゆっくり動く。
止まりそうなところで、じわっと耐える。
このとき筋肉の中では、
血が逃げずに、その場にとどまる状態が生まれます。
これが、中医学的に見ると
「肝が血を筋にためるのを手伝っている状態」なんです。
勢いのある運動は血を巡らせます。
一方、スローな動きは血を「貯める」方向に働きます。
「ここが固まると〜」の話をします
整体の現場でよくあるのが、
太もも・お尻・内ももが弱い人。
このあたりは肝と関係が深い筋肉です。
血がたまらず、すぐ疲れる。
スロートレーニングで下半身をじっくり使わせると、
「足が温かくなった」「踏ん張りがきくようになった」
そういう反応が出やすいですね。

酸味は「ためるスイッチ」になる
もう一つ、肝を助ける大事なポイントがあります。
それが酸味です。
中医学では、酸味には「収斂(しゅうれん)」、
つまり「引き締めて、漏らさない」作用があります。
スロートレーニングの前後に、
レモンを少し入れたドリンクを飲む。
これだけで、
血をためる方向へのスイッチが入りやすくなります。
きついサプリや特別なものはいりません。
体は、案外シンプルに反応します。
たつお的まとめ
・スロートレーニングは、肝の蔵血を筋肉で助ける
・ゆっくり動くほど、血は「たまる」
・酸味は、その状態を逃がさないためのサポート
「動かないと衰える」ではありません。
「どう動くか」で、体の中身は変わります。
今日も、無理せず。
でも、じっくり体を使ってあげてください。

